2012年05月11日
瞳はダイアモンド
ワンが小学生の頃、チマタでは、空前のアイドルブームを迎えていた。
その先頭を走っていたのが、松田聖子さんだったように思える。
松田聖子さんの絶対的な人気は、本当に本当に凄まじいもので、
他に類を見ないほどだったように記憶している。
相撲で例えるなら、北の湖。
野球で例えると、巨人。
高校野球なら、PL学園。
あまりにも絶対的な強さだったため
アンチも多かったのではないだろうか。
当時ワンは、そのアンチの中の一人だった。
みんなが『いい』と言ってるものを
素直に受け入れないヒネクレ者だったのかもしれない。
それから数年が経過して、ワンは高校生になった。
その頃はアイドルなんか目に入っていなくて、洋楽ばかりを聞きかじっていた。
折りしも時代は、マイケルジャクソンとか、マドンナとか、シンディローパーとか、
ワムとか、ア~ハとか、そういったものが大流行になっていた。
その頃に、同級生の家に遊びに行った。
ラジカセから流れるカセットテープの音。
松田聖子さんの曲だった。
最初は 『聖子ちゃん、懐かしいね』 なんて軽口をたたいていたりしたのだが、
あらためて聴いてみると、その楽曲の素晴らしさに強烈なショックを受けた。
そのうち、いつしか、曲に聞き入ってしまった自分がいた。
そして流れてきた 『瞳はダイアモンド』
アタマのフレーズが流れた瞬間、なぜか涙がこぼれた。
なぜ涙がこぼれるのか、理由はわからなかった。
高校生になってカッコつけるのに一生懸命で
人前で泣くなんて、絶対にアリエナイ時期だったにもかかわらず
ワンは、同級生の前で、ずっとずっと涙を流していた。
あれから25年の時が経過した。
なぜ、あの時涙が止まらなかったのか、
その理由は、いまだにわからない。
でも、今でも、この曲を聴くと、
表現しようのない感情がこみ上げてくる。
そして、あの時のことを思い出す。
将来に対する漠然とした不安がありつつ
しかし、一寸の光を求めつつ
そして、ただただ毎日が楽しく過ぎていく
とてもピュアでナイーブな時期だった。
もう二度と、あの頃には戻れない。
世の中の酸いも甘いも味わってきた。
清濁併せ呑むという言葉の意味も実感できる。
使い古された表現ではあるけれども
薄汚れた大人になってしまったのかもしれない。
でも、この曲を聴くと、一瞬で当時を思い出してしまうのだった。
確かに、ワンにも、あの時代が存在したのだった。
それはもう、とても儚くて、切ない思い出なのだけれど
でも、とてもキラキラ輝いている時代なのであった。
そんな思い出を呼び起こしてくれる曲があることは
ワンにとってはすごく大切なものかもしれないと思う。
だから一生大切にしたいと思ったりする。
そして
そんな曲を、一曲でも作ることができたら
ワンは、音楽をやってる人間として、
生きてきてよかったと思えるのかもしれない。
日々是精進である。
その先頭を走っていたのが、松田聖子さんだったように思える。
松田聖子さんの絶対的な人気は、本当に本当に凄まじいもので、
他に類を見ないほどだったように記憶している。
相撲で例えるなら、北の湖。
野球で例えると、巨人。
高校野球なら、PL学園。
あまりにも絶対的な強さだったため
アンチも多かったのではないだろうか。
当時ワンは、そのアンチの中の一人だった。
みんなが『いい』と言ってるものを
素直に受け入れないヒネクレ者だったのかもしれない。
それから数年が経過して、ワンは高校生になった。
その頃はアイドルなんか目に入っていなくて、洋楽ばかりを聞きかじっていた。
折りしも時代は、マイケルジャクソンとか、マドンナとか、シンディローパーとか、
ワムとか、ア~ハとか、そういったものが大流行になっていた。
その頃に、同級生の家に遊びに行った。
ラジカセから流れるカセットテープの音。
松田聖子さんの曲だった。
最初は 『聖子ちゃん、懐かしいね』 なんて軽口をたたいていたりしたのだが、
あらためて聴いてみると、その楽曲の素晴らしさに強烈なショックを受けた。
そのうち、いつしか、曲に聞き入ってしまった自分がいた。
そして流れてきた 『瞳はダイアモンド』
アタマのフレーズが流れた瞬間、なぜか涙がこぼれた。
なぜ涙がこぼれるのか、理由はわからなかった。
高校生になってカッコつけるのに一生懸命で
人前で泣くなんて、絶対にアリエナイ時期だったにもかかわらず
ワンは、同級生の前で、ずっとずっと涙を流していた。
あれから25年の時が経過した。
なぜ、あの時涙が止まらなかったのか、
その理由は、いまだにわからない。
でも、今でも、この曲を聴くと、
表現しようのない感情がこみ上げてくる。
そして、あの時のことを思い出す。
将来に対する漠然とした不安がありつつ
しかし、一寸の光を求めつつ
そして、ただただ毎日が楽しく過ぎていく
とてもピュアでナイーブな時期だった。
もう二度と、あの頃には戻れない。
世の中の酸いも甘いも味わってきた。
清濁併せ呑むという言葉の意味も実感できる。
使い古された表現ではあるけれども
薄汚れた大人になってしまったのかもしれない。
でも、この曲を聴くと、一瞬で当時を思い出してしまうのだった。
確かに、ワンにも、あの時代が存在したのだった。
それはもう、とても儚くて、切ない思い出なのだけれど
でも、とてもキラキラ輝いている時代なのであった。
そんな思い出を呼び起こしてくれる曲があることは
ワンにとってはすごく大切なものかもしれないと思う。
だから一生大切にしたいと思ったりする。
そして
そんな曲を、一曲でも作ることができたら
ワンは、音楽をやってる人間として、
生きてきてよかったと思えるのかもしれない。
日々是精進である。
Posted by バナナマフィン at 11:00│Comments(0)
│バナナなエッセイ